今日はインディアナポリスから4時間離れたシカゴに行って野球を見てまた同じ道を引き返す、という行程である。
というわけで早めに起きたせいで昼前にはシカゴに到着。まだ試合開始まで時間があるので市内に入ったのが墓穴。道に迷い混雑もあってウロウロしてしまう。挙げ句の果てに交差点でバック(これも良く分からんが)してしまい後ろの車にぶつけてしまった。真っ青(多分)な顔で後の人に謝ると、向こうはこっちが日本人だからか、バンパーがへこんだ程度だったからかは知らないが「Enjoy Chicago」と言い残して去ってしまった。何だかこっちも申し訳ないやらホッとするやら複雑な心境の中で球場に向かうが、動揺していたのか目印にしていた「addison」駅を別の「addison」駅と勘違いしてしまい、そこでも1時間くらいのロス。結局球場に駆け込んだのは試合開始直前(国歌演奏後)であった。
さて今日の試合はカブスと一昨日に引き続きロサンゼルスであり、都市の規模でいえば全米第3位と2位の対決である。座席は、内野二階席の最前列という、私的にはベストと思えるところである。因みに4・5月の月曜から木曜のデーゲームなど、客が少ないと思われる日であれば入場料がほぼ半額となるのだが、私は今日もそれが適用となると思い込み、チケット売り場で「今日はもっと安いのではないのか」などと聞いてしまいえらい恥をかいてしまった。やはりまだ心が穏やかではない。
先発投手はカブスがタパニ、ロサンゼルスが朴。朴が先発ということで、バックネット裏のブースには韓国の放送局も陣取っている。どちらかといえばタパニは軟投派、朴は剛球派と思っていたが、タパニはストレートで押し、朴は変化球(多分スライダーか)で三振を取るというピッチングで、当初のイメージとは異なるものの6回までは見ごたえのある投手戦であった。
7回になると、どこのスタジアムでも「take me out to the ballgame」が歌われるが、ここはかつてアナウンサーのハリー・ケリーが放送ブースから身を乗り出してこれを歌うことで好評を博したところである(シカゴ市内の彼のレストランで「take me out to the ballgame」のシャツが売られていて私が買ったのはそのため)。だからかどうかは知らないがこれを機に試合が動き出す。7回裏、打球が当たったとかというわけでもないのに朴が突然どこかを怪我して退場。これで試合がカブスに傾いた。当然のことながらウオーミングアップもしていないロサンゼルスの投手。ここから連打や犠牲フライなどで3点を入れたカブスが結局逃げ切った。
試合の見所としては、カブスではソーサにホームランはなかったもののヒット1本、ライトへの全力疾走(1回表)と力強いスイングを見ることができた。一方ロサンゼルスでは8回表に代打で登場したのが元青波のドネルス。結構ファウルで粘っていたが最後は見逃しの三振と、日本帰りの選手は私の目の前では打てないというジンクスをここでもきっちりと守ってくれた。あとは9回表にロサンゼルスのグリーンのバットが私の5メートル前(この時点では1階席に移動していた)に来たということもあった。
ところで週が明けてからは結構半袖で通してこれたくらい(ケンタッキーは蒸し暑かった)だったのだが、それにしてもシカゴは寒い。リグレーでは昔のオーナーの方針からナイターは長らく行われておらず、今でも年間18試合しか行われないのだが、それはこの気候に原因があるのではないかと思ったくらいだ。カブスファンもそれを心得ているのかどうか知らないが、平日デーゲームなのに3万人弱の観衆が集まっており、外野向こうのビルの屋上の「特設観客席」にも多数の人がいた。
というわけで、今日で9日間にわたる野球観戦は終了である。野球ツアーなのに、ツアー全体の最終日に野球を見ないというのはやや気が引けるが止むを得ない。
後書きみたいだが、今回のツアーでプレー以外で心に残ることといえば、マイナーの2試合での客の観戦スタイルである。端的に言えば「気軽に見に来て自分のスタイルで飲んで食って騒ぐ」ということであり、それを非常にうらやましく感じてしまったと共に、自分も野球に関してはこうありたいと思った次第である。
ここに当日のスコアが載っています(いつまであるかわかりませんが)
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