山を越えてアジスタへ(2005.9,18)

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連休中日。相撲も中日。けっして「ちゅうにち」ではない。

今日は初志貫徹、北神戸に日帰りで向かう。
羽田空港から、伊丹行きの始発に乗り8時に着。阪神競馬をやっているので、仁川に向かう手もあったが、今回は春から温めていたプランを実行すべく、三宮にバスで向かう。

そのプランというのは、「山を越えてサーパス戦を見る」である。すなわち、神戸の市街地とあじスタの間に横たわる、六甲の山の上を越えて行くというものである。さっそく、私のこの企画のために作られたような、「六甲・有馬周遊パス」を購入する(実は新開地まで行けば、このパスの「神鉄版」というのが売っており、+200円で神戸電鉄乗り放題となるという、これこそがわが企画に一番ぴったりではあるが)。

まずは三宮から阪急で六甲に向かい、ケーブル下行きのバスに乗る。天気も良いためか、バスは満員で、デッキに乗る始末であったが、何とか持ちこたえ10分くらいでケーブル駅に到着。ここからケーブルカーで六甲山上まで向かう。
2両編成のケーブルカーは、ほぼ満員の客を乗せてゆっくりと登っていく。車窓もなかなかのものだが、ケーブルカーといえば、中間地点での車両のすれ違いである、などと言っているのは一部の鉄道オタクだけであろう。しかし、すれ違いのときになぜ同じ線路に双方の列車が入ってこないのか、というのは私も良くわからない。

ケーブル山上でしばらく景色をみたあと、バスでロープウェイの駅に向かう。以前は、ケーブル山上からロープウェイが出ていたのだが、廃止(休止)となったらしく、この間はバスでの移動となっている。もう少し時間があれば、どこかで降りるということも考えられるが、今回の目的は六甲山ではなくサーパスなので、あっけなくスルーする。


バスのあとはロープウェイで有馬に向かう。先の休止となった部分を含めれば、日本最長だったこのロープウェイであるが、それでも12分間の旅である。5月に乗ったときは大雨と風で揺れて怖いわ、景色は見えないわで大変だったのであるが、今回は天気も良く、六甲山上の景色を満喫することができた。惜しむらくは、もう少し後の季節であれば、紅葉がすばらしいとのことである。


ロープウェイの有馬駅から、神戸電鉄の有馬温泉駅までは、歩いて15分の距離があるが、その間に銭湯があるので、寄ってみることとする、というか、周遊パスにタダ券が付いているので、これは使わなければ損である。
有馬温泉は、ご存知の通り?茶色の「金泉」と透明の「銀泉」がある。私なんぞ、子どもの頃の娯楽といえば野球観戦よりも有馬温泉(父の趣味か?)だったので、休みといえば有馬温泉に行っていたような気がするので、温泉といえば茶色であるとしばらくは思っていたくらいだ。そして銭湯も、金泉(金の湯)と銀泉(銀の湯)があり、前回は金泉だったので今回は銀とする。銀と言っても、普通のお湯である。しかし、普段はシャワーでお茶を濁している私にとっては、大きな浴槽は気持ちがいい。普段の休みから鎌ヶ谷のスーパー銭湯に行っているのはこのためである。

さっぱり(といっても実際は結構暑くて、入浴後も汗が出てきて、何のために風呂に入ったか分からなかった面もあったが)したあと、神戸電鉄に乗り、二郎へ。例の山道でまた発汗したものの、今年2回目のあじスタに気分も高揚する。

今日はソフトバンク戦。ソフトバンクは、一軍は豪華戦力である一方で二軍の選手層が薄いという評判で、順位も現時点でサーパスより下であるが、選手として実績のある秋山が監督となり、どのようなチームとなるのか、楽しみも多いチームでもある。因みに今日は秋山とヒデジという、現役時代通算安打2000本以上打った同士が監督のチームの対戦である。


そのヒデジ監督、メンバー交換の際に姿を現したが、結構足もとがフラフラしている。そして、頭も薄くなってしまっていた。その姿はいいおじいちゃんである。但し、二軍監督というのは時として「たまには雷を落とすいいおじいちゃん」の方がいいこともあるので、ヒデジ監督には何とか来年も・・・と期待せずにはいられない。

試合はサーパスがプレーオフの秘密兵器光原、ソフトバンクは高卒ルーキーの高橋徹。双方ともランナーを出す投球であったが、光原が6回3失点なのに対し、高橋は8回途中まで嶋村のソロ一発に抑え勝ち投手。試合そのものは、あまりこれといった見どころはなかった。サーパスの捕手の前田が、ゲッツーにバント失敗などインケツ状態で、ホークスファンからやじられていた。実は結構買っている選手なのだが。


試合後はあじスタ開放デーということで、グランドに乱入。中では親子連れがキャッチボールなどやりたい放題する中で、私も負けじとセンター後方で大の字になったり、内野の土をひとにぎりつかんで持って帰ったりした。内野の土は、やや固めであり、植物を育てるのには向かない気がした。

日も沈み帰りは関西空港から。空港からのバス代を含めると、新幹線の方が安いことが判明したので、おそらく次回からは行きが飛行機か夜行バス、帰りが新幹線となるだろう。そして次回は10/8のファーム日本選手権となると思います。
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