初様引退試合@天台(2005.12.3)

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初芝引退試合が行なわれると聞き、千葉市の天台球場にやってきた。

今日は地元草野球チーム対マリーンズの試合。どうも毎年やっているようだが、今年は初様引退試合という位置づけでの開催のようだ。

私は腰痛治療のため球場入りが少々遅れたが、試合開始も遅れたようで、ちょうど初様の第一打席に間に合った。当然、4番三塁スタメンである。

相手チームはなかなかの強豪のようで、草野球特有のしょうもないミスは全くない。一方のマリーンズは選手がちょうど9名。現役を退き、本西さんの所属するチームに入団するという千葉のアイドル澤井さんも出場していた。


マリーンズはあれだけ長い間野球をやっていた後の短いオフの期間である。しかし、軟球で打球が飛ばない中、大松がフェンスオーバーのホームランを打ったのはさすがである。また、種田やフランコ(初代)のマネや走者への羽交い絞めなど色々なパフォーマンスを繰り広げる諸積、捕手としてしばしば盗塁を刺した平下など初様以外の見せ場もたっぷり。なぜかジャパンの4番の新井が大人気で、いつも大声援。最後の打席ではカープの新井の応援でスクワットも飛び出す始末。

そして9回表2死から登板し野茂ばりのトルネードを披露した初様に、その裏1点差の二死満塁で打順が回ってきた。場内大興奮。ここで逆転打を打ってくれるという期待と、あっけなく凡退してらしさを見せてくれるという期待が半々。その中途半端な期待を乗せた打球は、高々と冬空に舞い上がったが、中途半端なライトフライ。マリーンズのポストシーズンの連勝が9で止まった瞬間であった。

試合後のセレモニー。「最後の場面で打っていたら現役への未練が残っただろうけど、本当に楽しい17年間でした」と挨拶。また、ファンから「やめるなー」と声援が飛んだ折には「やめるって言ったからしょうがない」と場内の爆笑を誘った。いかにも初様らしい最後であった。来季は、球団には残らずニッポン放送の解説者となるそうである。
初様はその後、真っ赤な「無敗」トレーナーを来て帰宅されました。

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