9日も前日に引き続きマスターズリーグ観戦。大阪ロマンズ対東京ドリームス戦であるが、何と言ってもあの「今坂団長」の復活である。
というわけでまずは名古屋から大阪に行かねばならないが、「昔に帰る」という意味で名古屋から関西本線の急行「かすが」に乗り奈良に向かう。「関西本線」「急行」と、本当に昔の響きである。奈良からは快速でJR難波まで向かい、関西本線を制覇する。
さて今坂団長といえば、阪急ファン、いや他のチームのファンでも西宮球場に1回でも行ったことがある人なら誰でも知っている、あのダミ声の応援団長である。やじられた敵チームの選手も思わず苦笑いしてしまうユーモアたっぷりのヤジもさることながら、ブレーブスが大敗しても球場で応援が面白かったと思わせるようにしていたというサービス精神など、今から思うと本当にすごいとしかいいようがない。阪急ブレーブス消滅後は色々ご苦労もされたようで、亡くなったという説も飛び交っていたが、2年前の西宮球場さよならイベントで久々に姿を見ることができ、いよいよ今日は、福本・山田をはじめとする阪急ブレーブスOBも何人か参加している大阪ロマンズの応援をするのである。
この日のために心斎橋・70年代倶楽部の夜の勇者さんの呼びかけもあり、数多くの阪急ファンが集結した。
そして試合開始。おもむろにあの「陣羽織」を羽織る団長。あかん、これだけでも私は十分である。うれしいよ。
しかも先発はわれらのエース山田である。団長をはじめ、いんけつMさん、ペガサス勇さんら元応援団のリードのもと、「やまだ」コールに乗り颯爽とマウンドに上がるわれらのエース山田。これこそ、西宮球場である。来て良かった。
どちらかといえばかつてやじっていたと思われる小川モーヤンや梨田といった選手が味方であったため、昔のようなキツイやじこそ聞けなかったが、内野の応援団のリードに乗ってみんなで応援。周りも結構乗ってくれた。それにしてもすごいのは今坂人気で、昔ファンだったという人などが次から次へとサインや写真を求めて団長のもとにやってくる。
試合は応援の甲斐もあり、村上隆行のホームランなどで大阪が勝利。優勝にわずかな可能性を残した。
試合後は70年代倶楽部で宴会。乾杯と自己紹介だけで帰宅してしまったのが残念だが、また阪急ファンの皆さんとこうして盛り上がる機会があればいいとおもう。そして今坂さんの応援もまたどこかで!

(追伸)
帰宅して試合のビデオを見るとまず解説が長池氏。その後応援する阪急ファン(一番映っていたのはペガサス勇氏)が映り、長池氏が帽子(B帽)の話をし始める。登板後の山田インタビューで、翌日正式発表となる「野球殿堂入り」が紹介されていた。