松永2千本安打カウントダウンと今坂団長復活!(2006.1.7)

新幹線で名古屋へ。だいたい名古屋だと18きっぷか夜行バスが多いため、あっという間に到着した感あり。
新幹線を降りて駅近くのカード屋に向かう。昔金山にあった「キャップス」が今は名古屋駅の近くに移っている。ここでは、「初芝がピンクのユニフォーム着てバントの構えをしている」カードを発掘、その他タカラの古いカードも多数あり、1時間くらい時間がつぶれてしまった。以前はドラゴンズ専門でやや値段も高めな印象だったが、今ではウエスタンリーグ球団毎にカードが整理されている箱もあり、お勧めである。

そうこうしていると晩飯である。名古屋らしいもの食べようと街を色々さまようが、これはと思ったところはやはり満員。世界のやまちゃんに1人で入場することも考えたがこちらも混んでいたのでやめ、むなしくココイチのカレーで晩餐である。

宿に入ってすることがないのでテレビをのんびり見ていると、以前大館ツアーで泊まった温川温泉が紹介されており、すこしでもその気分を味わおうと、宿にある大浴場で入浴。入浴後部屋に戻ってまたボーっとしていると、京都競馬にビッグゴールドの応援に行っていたというアーサーキング師から、名古屋に向かうと連絡があった。そこで、夜10時過ぎではあったが、以前にも行ったことがある栄の郭源治の台湾料理店で軽く飲むこととなった。

郭の店で競馬予想や野球の話をしていると遅い時間にも係らず郭店長が登場。相変わらずの楽しい人である。サインをいただこうとすると「200円よ」と言われるなど客あしらいがうまい。挙句明日のチケットまでいただいてしまい、非常に恐縮してしまった。因みにマスターズリーグ名鑑でこの店で1500円以上食べるとデザート無料 と書いているが、この特典を使ったのは我々が初めてらしい。

06010801翌8日は松永選手の2000本安打達成を祝うべく、ナゴヤドームでマスターズリーグ観戦である。試合は14時から。朝は色々選択肢があり、あおなみ線乗車とか、笠松競馬1レースだけ観戦とか、いずれにしてもロクでもないのだが、今年から中日に移籍した上田佳範選手がナゴヤ球場で自主トレをしているかもしれないと思い、寒い中ナゴヤ球場に向かう。しかし、球場はひっそりとしており加えて中に入れず断念。因みに当日の中日スポーツは井端が3番を打つということが1面であったが、その前提条件が2番上田であった。えらい買われようである。

結局ナゴヤドームに向かい、茨城ゴールデンゴールズ対峰竜太チームの試合を観戦。大将、相変わらず素人いじりがうまい。

そして本番のマスターズリーグ。今日は福岡ドンタクス対名古屋80’s。我々のお目当ては現役とマスターズで合計2000本安打まであと3本となっている松永浩美選手である。きむ師は、この日のための巨大応援ボードを作成し、大阪から駆けつけたjimqeen氏や、きむ師やjimqeen氏も載っている『野球難民」の著者である吉岡氏とともに大声援?を送る。
しかしマツは、第一打席で昨夜遅くまで野球バカをあしらっていた郭店長の変化球にあわず三振。その後も稲葉や野中といった阪急OBとの対決でも残念ながら凡退。やや調子が悪そうであったが、それでも最後の打席でセンター前にヒット。結局1998本で今シーズン終了となったが、なんだか希望が持てる終わり方。来季開幕戦は沖縄でもロングアイランドでも駆けつけるぞと意気込む我々。巨大応援ボードを来季までどうしようかと悩むきむ師。

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試合後は名古屋軍の4番として現役時代以上のキレのあるプレイを見せていた大豊氏の「大豊飯店」に向かうが残念ながら満員。しかたなく「世界の山ちゃん」で宴会。私は途中で寝てしまい申し訳ない、だって昨夜は興奮してあまり眠れなかったからねぇ。

(追伸)
翌日帰宅して試合のビデオをみると、我々(と巨大応援ボード)がばっちり映っていました。「ファンの方も(松永2000本を)良くご存知です」とのナレーション付き。


9日も前日に引き続きマスターズリーグ観戦。大阪ロマンズ対東京ドリームス戦であるが、何と言ってもあの「今坂団長」の復活である。

というわけでまずは名古屋から大阪に行かねばならないが、「昔に帰る」という意味で名古屋から関西本線の急行「かすが」に乗り奈良に向かう。「関西本線」「急行」と、本当に昔の響きである。奈良からは快速でJR難波まで向かい、関西本線を制覇する。

さて今坂団長といえば、阪急ファン、いや他のチームのファンでも西宮球場に1回でも行ったことがある人なら誰でも知っている、あのダミ声の応援団長である。やじられた敵チームの選手も思わず苦笑いしてしまうユーモアたっぷりのヤジもさることながら、ブレーブスが大敗しても球場で応援が面白かったと思わせるようにしていたというサービス精神など、今から思うと本当にすごいとしかいいようがない。阪急ブレーブス消滅後は色々ご苦労もされたようで、亡くなったという説も飛び交っていたが、2年前の西宮球場さよならイベントで久々に姿を見ることができ、いよいよ今日は、福本・山田をはじめとする阪急ブレーブスOBも何人か参加している大阪ロマンズの応援をするのである。

この日のために心斎橋・70年代倶楽部の夜の勇者さんの呼びかけもあり、数多くの阪急ファンが集結した。


そして試合開始。おもむろにあの「陣羽織」を羽織る団長。あかん、これだけでも私は十分である。うれしいよ。

しかも先発はわれらのエース山田である。団長をはじめ、いんけつMさん、ペガサス勇さんら元応援団のリードのもと、「やまだ」コールに乗り颯爽とマウンドに上がるわれらのエース山田。これこそ、西宮球場である。来て良かった。

どちらかといえばかつてやじっていたと思われる小川モーヤンや梨田といった選手が味方であったため、昔のようなキツイやじこそ聞けなかったが、内野の応援団のリードに乗ってみんなで応援。周りも結構乗ってくれた。それにしてもすごいのは今坂人気で、昔ファンだったという人などが次から次へとサインや写真を求めて団長のもとにやってくる。

試合は応援の甲斐もあり、村上隆行のホームランなどで大阪が勝利。優勝にわずかな可能性を残した。

試合後は70年代倶楽部で宴会。乾杯と自己紹介だけで帰宅してしまったのが残念だが、また阪急ファンの皆さんとこうして盛り上がる機会があればいいとおもう。そして今坂さんの応援もまたどこかで!

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06010902(追伸)
帰宅して試合のビデオを見るとまず解説が長池氏。その後応援する阪急ファン(一番映っていたのはペガサス勇氏)が映り、長池氏が帽子(B帽)の話をし始める。登板後の山田インタビューで、翌日正式発表となる「野球殿堂入り」が紹介されていた。

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