1年で2日しか開かない駅@高松(2006.8.4)


昨年のアメリカツアーのとき以来、ほぼ一年ぶりに休暇を取った。本来は帰省するつもりだったがそれは別の週にすることとし、ANAマイレージの無料航空券が予約可能なところと、その周辺の野球の試合やその他ネタも鑑み、まずは岡山行きの飛行機に乗ることとした。とはいえ目的地は岡山ではない。

空港から岡山駅に行き、高松行きの快速に乗ろうとしていると、どっかで見たことのあるような男が、乗るべき電車のホームを間違えたらしく、階段を激しく駈け降り、松山行き特急に乗ろうとしていた。その男が飛行機嫌いなら、昨日まで東京で、明日からの松山の試合に備え移動中の阪神濱中に間違いない。

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それはどうでもよく、快速に乗った私は坂出で乗り換え、津島ノ宮という駅に向かう。津島ノ宮は、津嶋神社というこどもの神様がまつられている神社の最寄駅だが、子供もいない私がなんでそんなところに行くのか?まさか隠し子か?という心配をしている人は誰もおらんと思うが、この津嶋神社の大祭が毎年八月四と五日に行なわれ、津島ノ宮駅はその二日間だけ電車が停まるのである。というわけで、せっかく日が合ったので、実際に下りてみることにした次第だ。

年に2日しか開かない駅ながら、立派なつくりである。しかし、ホームと電車の段差が大きく、電車からの乗り降りに近くの駅から借り出されたであろう駅員総出で子供を抱きかかえたりしているのが微笑ましい。
津嶋神社は、海の上の島にあり、駅からは橋を渡って行くことになる。ほかにすることがないので、渡橋料300円を払って神社に行ってみる。神社では、御祓い?をしていたものの、私には意味がないのですぐに戻ってくる。

津島ノ宮駅を後にし、丸亀でレンタカーを借り、今度はミニさぬきうどんツアーである。丸亀の「まごごろ」という店でてんぷらうどんを食べたあと、車で山の中に向かう。目指すは「やまうちうどん」。ちなみに私と親戚関係はない。


やまうちうどんは、知る人ぞ知る店である。汽車で行こうとすると2−3時間に1本しか停まらない駅から徒歩で1時間弱という、本当の山の中にあるのだが、通常のさぬきうどんの紹介本であれば必ず載っている有名店である。私も1度行ったことがあるのだが、再度行ってみることとしたのである。06080402

うどんは、冷えたうどんに熱いだしをそそいだ「ひやあつ」というさぬきうどん独特の食べ方。麺は相変わらずコシがあってうまいのだが、だしは少々醤油がらかったのは関西系だし愛好家の私としては残念であった。もう1軒くらい行こうと思ったが、うどんでおなかがだぶだぶとなり、高松に戻ることとする。

高松といえば、野球名所がいろいろあるのだが、その1つである「穴吹工務店本社」に立ち寄る。穴吹といえば、サーパス神戸の元スポンサーとして有名であるが、本社ショールームには、今もサーパス神戸関連の展示がある。中身は、中尾・秀司両元監督やイチローのサーパスユニフォームの展示などだが、そこに貼ってあったポスターの真ん中に堂々載っていたのは、イクローと佐竹であった。両者とも、サーパスに戻ってきて欲しいところだ。

夕方になり石毛リーグ観戦のため、高松駅からバスに乗って球場に向かおうとすると、たまたま香川OGのシャツを着ていたためかどうかは知らないが、テレビのロケにつかまってしまった。地元のローカル番組で香川OGを応援しようというものらしいが、バスに乗って球場に向かうという場面の撮影で、「バスを待っている人」ということでカメラを向けられてしまった。まあ、映ったとしても一瞬だろうが、もし機会があれば俳優デビューの私をご覧ください。

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今期4試合目の石毛リーグ。残念ながらわれらの石毛コミッショナーは来場されていなかったが、700人と平日夜にしてはまずまずの入り。後期首位を走る香川OGと最下位の徳島ISの試合は、3回に徳島が6点を取り優位に進めたが、チーム状態がそのまま出たのか、7回に香川が大逆転、そのまま勝利を収めた。初年度に比べると打つほうは格段に進歩しており、守るほうも随所に好プレーは見られたがエラーも両軍2こづつあるなどまだまだなところも多い。選手では香川の捕手堂上(どううえ)が一発。高卒時にドラフト候補でもあった彼は今年途中で石毛リーグ入りしたが、すでに7発でHRトップ、打という点では石毛リーグでも別格であろう。


試合後は野球鳥おかむらにて一人宴会。黒いチャーハンではなく白いごはんでしめる。

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