2009年の開幕と久の店訪問(2009.4.4)



五年目を迎える四国・九州アイランドリーグ。今年も昨年と同じく、徳島インディゴソックスの開幕戦を観戦。因みに特に徳島球団贔屓と言うわけではなく、昨年の最大の動機であった元阪急の白石監督は今はフロント入りしているので、今年はたまたまである。

徳島への道は、昨年は年度初めの激務の疲れを考慮して実行しなかったプランを実行する。
そのプランとは、熊谷→夜行バスで京都→JRと地下鉄で難波→南海特急サザンで和歌山→船で徳島、というものである。船で野球見に行くというのもなかなか味があっていいな、と自画自賛。海に面していない埼玉県に住む限りに於いては船に乗る機会は基本的にない。

徳島には昼前に到着。まずは腹ごしらえということで、今日の試合会場である蔵本球場より徒歩15分のところにあるという徳島ラーメンの名店「名東軒」に向かう。
ここは味も評判であるが、私的には北海道日本ハムファイターズのリリーフエースに就任予定の武田久投手の実家というのが来た一番の理由。昨年徳島に来た後でこの店があることを知ったので、今度徳島に行くときには是非と、機会をこっそり伺っていたのであった。


バスを降りると当初より心配された雨が降ってきた。試合が雨で中止になっても、久の実家でラーメン食べるためだけに徳島に行ったということで、ラーメンともどもオイシイ話になるな、と思いながら、10分ほど歩いて店にたどり着いた。

しかし、そこには衝撃的な張り紙が!

『4月3日4日は臨時休業』

ガックリ。

久のリリーフエースとしての勇姿を見に、みんなで札幌に行ってしまったのだろうか。かなり期待していたので大変凹んでしまい、このまま雨が強くなって野球もなかったらネタ以前の単なる可哀想な人だ。

というわけでかなり途方にくれながら蔵本球場にたどりつく。雨は降り続いているが、試合は開催されるようだ、やれやれ。


徳島駅からバスで15分くらいで来ることができるこの蔵本球場、秘境と言われるアグリあなんよりはよっぽど便利であり、ナイターもあるのでもっと有効に使えたらいいのにと思うが如何?

【スタメン】
スリーボンド沖監督の愛媛
大津龍田長崎大島文高田近藤鈴木梶原川西

実は元オリ堀江監督の徳島
神谷荒張齋藤永井山本河原猪澤白川岡崎大川

昨年の開幕戦と同カードだが、選手が相当入れ替わっているのか、知っているのは徳島の四番、永井選手くらいだ。永井選手についても、名前が永井豪だから認識しているという程度だ。

徳島は昨年は阪急OBの白石監督であったが、前期限りで球団代表に退き、後期は元近鉄の森山一人コーチが監督代行であった。今年から堀江監督。大洋に入団して飯塚現審判らとのトレードで95年にオリに入団、二軍で首位打者を獲ったが福良・小川・馬場・勝呂らがいて本西さんがたまに三塁に入りなぜか岡田までいた強力内野陣には食い込めず、一年で大島とのトレードで高嶋チンネンと共に近鉄に行った、という人である。大島とのトレードは当初はオリ損かなと思っていたが大島あんなに活躍するとは!

さて、なぜか森山一人のユニフォームを来て登場した徳島県知事の始球式でスタートした試合であったが、雨という点を差し引いてもお粗末の一語に尽きてしまう。

愛媛の先制点は徳島の牽制悪投・ボーク・振り逃げによるものだし、四球はともかく死球は多いし、カウントはだいたいツースリーになるし、徳島の残塁は17もあるしで、雨が降り続き寒くなってくるなか、四時間ゲームに付き合わされてしまった。昨年鳥栖で見たアイランドリーグの試合もひどかったが、今回それに輪を掛けて悲惨な試合、鎌ヶ谷のオヤジがいたら野次だけで済まないだろう。普段温厚な私も思わず野次ってしまったよ。選手はプロ意識と目標意識をもう少し持って試合に臨んで欲しいです。

試合後は堀江監督に直接文句も言いたいところでもあったが、それはグッとこらえてちゃっかりサインだけいただき帰還。

残念ながら試合長すぎて徳島土産買えず・・・。



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