土佐の高知で野球ちゅうもんを見たっちゃ(2010.6.5)


JFBLを見たあと宿泊した三重県の津から近鉄とJRと高速バスを乗り継ぎ、7時間かけて高知・はりまや橋に到着。はりまや橋から路面電車に10分程度乗車し、『グランド通り』で下車、そこから歩いて数分で高知市野球場に到着する。

高知市野球場といえば永きに渡り阪急ブレーブスがキャンプを張ったところである。来日初年度のブーマーがオープン戦で3発かましたことも懐かしい。今日はここで昨年の独立リーグ日本一である高知ファイティングドッグスの試合が開催される。何年か前に高知球団の試合観戦に来たときは東部球場での開催であり、暑さと不便さで閉口させられたことが思い出される。

愛媛マンダリンパイレーツとの試合は、2回の表裏に2点・4点と奪い合う展開。2回を終わって1時間5分も経過してしまい、これは昨日よりヒドくなってしまうのではないかとの不安が一瞬頭をよぎったが、その後は両チームの投手(高知・野原と愛媛・入野)が好投しテンポ良く進む。さすが老舗独立リーグである。結局そのまま4対2で高知が愛媛に勝利。高知はリーグタイ記録の11連勝だそうで、7割台の勝率で首位快走。秋には昨年の同志であったカラバイヨを倒しに群馬にやってきそうである。


もう6年目となったアイランドリーグ。高知は実力では香川オリーブガイナースと並びリーグを引っ張ってきた存在である。高知県にはナイターができる球場がないという事情もあり、集客面では苦戦しているとのことであったが、今日のスタンドはそれなりに盛り上がっており、グッズや飲食物の売店、運営面でも及第点と言えるだろう。余談だがグッズでは監督・コーチ・全選手のカードが売られており、ついうっかり既にサインをいただいている定岡智秋監督のカードを購入してしまったが、カラバイヨ(現群馬ダイヤモンドペガサス)のグッズがあれば、どれだけ散財していたかわからなかったところだ。

試合後はヒーローインタビューと共に全員が一言しゃべるという企画がスタンドの外で開かれ、まずは今日誕生日という元カープ・ハムの佐伯投手コーチがお礼の一言。その後全員がしゃべって一段落したところで佐伯・山田勉両コーチにサインをいただいた。

高知が終われば今度はビジターである愛媛の出待ち。何人かのファンがお目当ての選手を待っている中で、首脳陣を待つのは明らかにワシ1人。30分くらい待った後、沖監督・斉藤コーチ、そして対馬の星原田賢治コーチ(元阪急)に無事サインをいただき帰還。「選手には目もくれず首脳陣ばかりにサインをもらおうとする変なおじさん」としてマークされないことを祈りたい。

晩飯はやはり高知といえば鯨と鰹だろう、ということで、鯨の胃袋とさえずり(鯨の舌)、そして鰹のユッケを食す。初めて食べたが鯨の胃袋が特に美味。



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