神戸二大プロ野球団熱烈応援ツアー!(2009.7.11〜12)


この土日は故郷神戸の2大野球チームである『元サーパス神戸』(NPBウエスタンリーグ所属)と『神戸9クルーズ』(関西独立リーグ)の試合がそれぞれ地元で組まれているため、両方見るには都合のいい週末である。心配なのは季節柄雨であるが、自分は晴れ男だし、雨なら競馬もあるし、親の顔を見るという名目もあるので、何とかなるだろうということで、とにかく帰省することとした。

というわけで週明けから天気がとても気になっていたところ、両方とも降水確率50%といういかにも梅雨時期の予報が続いていたが、金曜の朝になって突然土曜の天気予報に晴れマークが出現!これで大変気が楽になった。その間のリーグ戦の状況から、土曜に神戸9クルーズが勝てば優勝ということにもなったため、土曜=9クルーズ、日曜=元サーパスという予定とした。

さて、土曜は5時過ぎの急行能登に乗るところから始まり、飛行機を乗り継いで神戸へ。試合開始までは時間があったので、三宮のオリグッズ屋に立ち寄ってしまい、「木元選手の名札」という、いったいどこで使うのか全くわからず無駄遣いとしか言いようのないグッズを購入。嗚呼。

地下鉄で総合運動公園へ行き、歩いて神戸サブ球場へ。試合開始まではまだ1時間半くらいあったが既に開門している。入場門の脇のグッズ屋で、神戸9クルーズの団扇を購入。なぜ買ったかといえば、全員の集合写真が刷られているのだが、なぜかトラボルタ監督ではなくコーチのシン様が真ん中に写っていたからというだけである。

グランドに入ると大阪ゴールドビリケーンズの練習中。バッティングピッチャーをしているのは・・・西浦だ!
彼および石本・阿久根・池田・島田といった選手たちの引退試合となってしまった2005年鎌ヶ谷最終戦以来だ。今日の神戸の先発予想である下手投げの大島を想定して、自らも下から投げている。元気そうで何よりである。

そして我らのシン様は外野ノック担当。本来は左打ちであるが、ノックは右で打つ。左だとホームランになってしまうからか、ということにしておこう(笑)。(←多分本当は違う)

試合開始前にサインボール投げ入れがあり、シン様のを狙っていたのだがそれはかなわなかったものの、福元選手のボールをいただいた。背番号52番、今日は9番指名打者で出場している選手。幸先がよさそうだ。

さて神戸の前期優勝をかけた一戦は、まず大阪がソロホームラン2発で先制をすれば、神戸は5回に同点に追いつく。両投手も四死球で崩れることなく、エラーもなく、非常に緊迫感のある試合。

しかし、同点に追いつき尚1死満塁というチャンスで3,4番が凡退してしまったことで、流れが大阪に移ってしまった。6回表の大阪の攻撃は、3連打で満塁とした後走者一掃の3塁打で勝ち越し。その後リリーフで出た小園が全くストライクが入らずというか内角かなり高めにしかボールが行かず、という状況で、守りもリズムを崩したかミスが連発、結局この回なんと10点!その後も点を取られ、普段はマウンドに行かないだろうシン様までがマウンドに行ってゲキを飛ばす始末である。

神戸敗退。優勝となれば、トラボルタ監督は胴上げされるであろうが、それで終わってしまったら「コーチも胴上げしてやらんかい!」と一発叫んでやろうと思っていたのに、それも幻になってしまった。嗚呼。
結果論ではあるが、今日勝てば終わりなので、明日先発予定の元ロッテ末永も準備してつぎ込むべきではなかったか?

試合後は、9クルーズの首脳陣や選手たちは少年野球の指導があったが、それが終わるまで待った甲斐があって、シン様にサインをいただくことができた。大変緊張してしまい、「埼玉から応援に来ました!」というのがやっと。それでも「どうもありがとうございます」とお礼を言われて更に緊張してしまった。その後一緒に写真を撮らせていただき、試合はともかく私はこの週末のやるべき使命は9割方終わったと言って良いかも。

その他、末永投手、衣川コーチと、吉田えり氏にもサインをいただき帰還いたしました。

翌日は阪神競馬障害レースでの熊沢と出津の叩き合いを見た後、北神戸あじさいスタジアムに乗り込む。あじスタにはかつては年イチ以上のペースで行っていたが、かなり久しぶりであり、帰宅して調べてみると3年ぶりであった。そのときはなぜかGWの谷間の平日で、試合開始かなり前に到着してサブグランド近くで谷良さんにサインをいただいたのだ。

宝塚と三田で乗り換え、二郎駅からは例の山道を登り、球場に到着。スタンド越しに見えるスコアボードで我らの木元のスタメンを確認し、Bs携帯サイト会員なので無料で入場する。

今日の試合は元サーパス神戸対中日。元サーパス神戸は四番岡田、投手小林はともかく、木元をはじめ濱中、阿部真、古木といったいわゆるベテラン勢がスタメンに名を連ねている。控えにも迎、相川、高波あたりがおり、二軍を若手育成の場と定義付けするならばいかがなものかというメンバーだが、これを単独チームとみればなかなか魅力的である。

一方中日も先発バッテリーが山井とODA,控えに清水将、井上、平井といったところがいるのだが、個人的に心に刺さるのは一塁ナラハラセンシュ、三塁上田というベースコーチ。ここは鎌ヶ谷ではないはずだ。その他にも辻発彦監督以下、小林誠二、高木宣宏、中村武志、風岡尚幸、それに左殺しの秀樹など、一見すると中日ドラゴンズとは思えない首脳陣の面々である。

さて試合は平田の2発などで中日が優位に進めるも、9回裏に2点差を追う元サーパス神戸が古木・代打迎の連打でチャンスをつくり、その後も功を奏したかどうかは不明だが代打相川、代走高波など容赦ない選手起用もあって1点取ってなお2アウト2,3塁で3番濱中に回る。その前の打席では泳がされる打撃で凡退しており、正直誰も全く期待していなかったと思うが、なんと打った瞬間それとわかる逆転サヨナラスリーランホームラン!元サーパス神戸劇的な勝利!大崩れなく9回を投げきった小林の粘りも光った。

注目の木元選手は、第一打席で二塁打、そしてそれを見ることができなかったKIMOTO12のユニフォームのおっさんが熱烈に応援した第二打席で痛烈な打球のヒットを放った。まだまだ、打撃は健在。今日もDHだったように、課題というか問題は守りということだろう。

3年前に来たときと異なり、選手駐車場にもロープが張られ出待ちがやりにくい状況となっていたのだが、そんな中で迎・高波両選手にサインをいただき山道を下りたのであった。

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