祝!北信越BCリーグ開幕@松本(2007.5.3)




富山901057002 24
信濃000000220 4

四国アイランドリーグに続く野球独立リーグとして誕生したのが北信越チャレンジリーグ。今年の4月28日に開幕を迎え、本当はその日のうちに行きたかったのだが仕事を入れられてしまったため、連休後半初日、混雑の中長野県松本にやってきたのである。

球場に入ると赤い「信濃グランセローズ」の帽子をかぶった人たちが目立っており、また、スタンドもホームの信濃側はそこそこ入っており、2年前にスタートしたアイランドリーグの香川開幕戦よりは盛り上がっている印象。応援も、どのような人かは不明だが太鼓を叩いてリードする人に合わせて手拍子をするという、30年位前のプロ野球応援のようなパターンがすでに確立されているようである。

このようなある程度の盛り上がりとは逆に寒かったのは試合内容。ゲームとしては1回表に富山に9点が入ってしまったため早々に大勢が決したようなものだが、問題は投手陣、とくに信濃についてはお粗末の一言。昨日のハム対湘南の投手陣もひどかったが、それがまだマシに見えるくらい。なんといってもストライクが入らないというのはとてもお金を取って見せる野球の投手のものではない。選手層でいえばアイランドリーグの補欠だった選手が北信越リーグでは堂々のレギュラーであるということからわかるように、非常にさびしいものなのは事実であるのだが、木田監督・島田直也コーチの指導に期待したい。

投手陣のおかげで試合が長引き、試合内容同様終盤は気候もかなり寒くなってしまったが、この点差にかかわらず信濃ファンの声援は温かかった。しかし、今日のような試合内容を続けてしまうと、鎌ヶ谷のような野次を浴びてしまうことになるだろう。年内にどこかの球場でまた試合を見たいと思うが、そのときが楽しみでもあり、心配でもある。

写真は富山球団にコーチ兼任として入団した元ホークスの宮地。今日は6番DHで出場し、先制の押し出し四球を選ぶ。ここから信濃の悪夢が・・・。

ゴールデン・ウィークもまだ休みが続くなか、北信越チャレンジリーグの他の試合を見ても良かったが、初戦があまりにも大変な試合だったので断念し、観光をすることに。




中学のスキー合宿いらい約二十年ぶりの松本城はどういうわけか激混みではあったが、苦労して登った天守閣で吹いてくる風は格別であった。あとは日本車窓景色ベストスリーに入る姨捨からの景色や、温泉も堪能。晩にたてがみ付き馬刺を食べてしまったのは競馬ファンとしては心苦しかったが、地元の名物だということでお許し願いたい。

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