ロッテ!カープ!江藤! 南九州キャンプめぐり(2006.2.4)

060204010602050206020403













先週の日曜の日記で、「やはり休日は家にいるのではなく、どこかで発散しなければと思う。でも2月は野球もないので退屈だなぁ。」と締めたわけだが、これを書きながら、たまっていたマイルを使ってどこかへキャンプめぐりをしようと考えていたのである。候補として、宮古島を含む沖縄、南九州、高知などがあがったが、沖縄は昨年行ったし、高知はサーパス以外は阪神しかないので、鹿児島に飛ぶこととした。

というわけで朝、鹿児島空港に降り立つ。東京も寒いが鹿児島も寒い。
ところで鹿児島といえばロッテである。16年前、初めてプロ野球キャンプというものを見たのが鹿児島のロッテである。しかし、今年は一軍が豪州に行ってしまったため、二軍しかいない。なるほど、この寒さではボビーも逃げたくなるわい。昨年実感したが、気候だけで考えるとキャンプは沖縄がベストではないか?

二軍キャンプである。しかもWBCに参加する一軍主力選手も加わっているので、本来であれば私的ネタ満載でかなり濃いはずである。しかし、我らが高木はともかく、垣内や林タカヤまでオーストラリアに行ってしまったので、ある程度なじみのある選手といえば、WBC参加メンバー以外では喜多と四郎くらいである。背番号32の選手が歩いていて、澤井かと思ったら別の選手であったのがものすごく寂しい(背番号66も同様)。一方で、元ホークスの瑞季やコーチとなった平井@元首位打者などの新たな顔も見られ、結局今年も色々楽しみがあることには変わりはない。球団スタッフとして、世界の山森が加わってるし。

練習のほうは特に目新しいものはなく、投手陣が室内でバッティング練習をしていたことくらい。WBC参加選手のサイン会があったので、清水直と渡辺俊介のサインをもらい、寒いので早々に退散することとした。


その後は鹿児島市電全線乗車を達成。因みに一軍が来たら優勝パレードをするそうだが、そのための花電車も運転されているらしい。残念ながら見ることはできず。

それでもすることがないので早々に宿に帰還。天文街のド真ん中に「東横イン」があったがさすがにそこには泊まれないし、オリックスグループの「ブルーウェーブイン」でもない。ブルーウェーブインなど、最近改称したばかりだそうなのだが、早くも再改称する必要がありそうだ。

晩飯は黒豚とんかつを食べる。そもそも鹿児島に行こうとしたのは、「魚市場の朝ごはん」という本に、鹿児島の魚市場でうまそうな魚が食べられるということが載っていたからだということもある。しかし残念ながら本を忘れ、鹿児島中央駅ビルの本屋で探したがみつからず、地図で魚市場を探し出したが遠かったので断念。結局肉である。宿の風呂で体重を計ったら、知らない間に2キロ増えていた。何かせないかん。たぶんなにもしない。

【鹿児島・鴨池球場への行き方】
鹿児島市電騎射場駅から徒歩10分くらい。タクシーやバスで行かず、市電に乗りましょうby路面電車愛好会


060205010602050306020504













今日は19時15分鹿児島空港発の飛行機に乗れれば良く、また1日レンタカーを借りているので、選択肢はいくつかある。指宿の砂風呂に行くだとか、元ロッテ横田のダゴ汁屋に行くという魅力的なものもあった。特に横田には惹かれたが、前日ネットカフェで検索しても情報がみつからず断念。

結局今日もキャンプめぐり、目的はカープ二軍と西武である。これらは日南近辺にあるのだが、鹿児島からだと100キロくらいある。100キロをほぼ一般道というのはつらく、またCDも持ってこなかったので変化を持たそうと、カーフェリーに乗り、対岸の大隅半島の垂水(たるみず)に渡る。レンタカーの一人旅で船に乗る人は、そうはおらんだろう。

垂水から鹿屋、志布志を通って昼前にカープの2軍キャンプ地である日南に到着。球場前でいきなりぜんざいが振舞われる。小豆系はあまり好きではないが、街でチームを盛り上げようという雰囲気がものすごく感じられ、1杯いただくこととする。因みに空き時間に外に出てきた地元出身の甲斐が「甲斐くん 頑張って」とおばちゃんたちから大声援を受けながらぜんざいを振舞われていた。

球場内では、緒方と前田がフリーバッティング中。まだまだ調整段階とはいえ、前田の打球の鋭さはさすがである。彼ら2人に佐々岡が日南での二軍キャンプに参加しているのだが、3人以外で注目したのは元サーパスの上村。かつて北神戸で一緒に写真を撮ったこともある彼であるが、昨年同時に移籍した山崎浩司が一軍レギュラーになってしまい、取り残されてしまった感がある。しかし、カープの捕手の一軍レギュラーは流動的であり、まだまだチャンスはある。今日も山崎立翔監督の指導を受けながら精力的に打撃練習をこなしていた。山崎監督のもと、もう一度スイッチをやってみないか?

日南は1時間くらいで退散し、隣町の南郷の西武キャンプに向かう。3球団目で初めて1軍である。西武を見ようと思ったのは、先にカープを見たからというわけではないが、「青いユニフォームの江藤」のためである。

南郷は、何とか公園の中に本球場の他、だだ広い土のグラウンド、室内もあり、さすが一軍である。まずは江藤を探すと、室内で平尾とマシン打撃練習をしていた。軽く打っている感じで、こちらも調整段階である。ユニフォームは・・・正直まだ似合ってないが、これは慣れだと思う。打撃練習を終えた江藤が引き上げるときに「赤い江藤」のカードにサインをいただいたが、ちょうど若い記者がバカな質問(おそらく「もう本調子ですか?」みたいな質問)を江藤にしたらしく、「キャンプ5日で本調子なわけがないだろう」と記者に説教をしていた。それでも不機嫌という感じではなく、サインをしていたが。

痛感したのはやはりこの球団は松坂であるということ。ライオンズで、自分が動いて記者やファンの人の波を動かせる選手は、松坂だけである。今年は選手会長になり、日本最後かもしれず、球団のファンの域を超えて彼には注目である。

さて、まだ16時であるが残念ながら帰らねばならない。南郷からは宮崎空港の方が近いが、なぜか鹿児島空港に戻らねばならないのである。まあ2時間くらいで着くだろうと思っていたら、日南から都城に抜ける道が昨年の豪雨で通行止めだという。仕方なく、宮崎の手前までの大回りを余儀なくされてしまい、、あやうく飛行機に乗り遅れそうになった。都城高校で「幸雄さんジャンプ」というバカ企画は、オジャンである(れいめい高校で「いいやまゆうじ」と叫ぶバカ企画も同様)。

【日南・天福球場への行き方】
私は車で行きましたが、汽車の場合は、JR日南線油津駅の裏手にあります。

【南郷球場への行き方】
私は車で行きましたが、球場は満車で、何とかセンターというところに車を停め、シャトルバスで球場に向かいました。シャトルバスは、たぶん土日だけで、JR日南線南郷駅からも出ています。

2006年のあしあと にもどる