なかみなと漁港と水戸(2005.9.17)

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第一回3連休である。ヒデジ監督を拝みに北神戸に行くことは決めていたが、そのついでに四国に行くというような景気のいい話は、結局朝起きられそうもないので断念。従って今日は水戸でイースタンリーグのハム対讀賣戦があるので、そちらに向かうこととする。電車で行くことも考えたが、水戸駅からのバスが不便なのと、高速代がそれほどでもないので、車で行く。試合はナイターで18時から。昼ごろに家を出ると14時くらいに着いてしまい時間をもてあます。よって、ちょっと足を伸ばして、ひたちなか方面に向かう。


まずは那珂湊にある魚市場へ。ひたちなか市は、勝田と那珂湊が統合されてできた市である。10年くらい前なので、今ほどどこもかしこも統合ということはなく、これらのはしりであったと記憶する。
その旧那珂湊は、漁港の町であり、今も(半ば観光地化されてはいるが)魚市場がある。中に入ると、そろそろ店仕舞の時間ということもあって、イカ20匹(匹が正しいのかは不明)千円とかで売られている。その他、秋刀魚や鮭など、今が旬の魚が色々とある。買って実家に送ろうかとも思ったが、那珂湊にいる理由を聞かれた場合に答えられる自信がないのでやめ、魚市場の一角にある回転すし屋に入る。

魚市場で回転すしというのも芸がない。本当は、何とか丼とか何とか定食とか食べたかったが、目の前にあったのが回転すし屋だったので、仕方がない。そこで炙りサーモンとか〆鯖といったいつでも頼んでいるネタや、秋刀魚といった旬のもの、他にかにの味噌汁とかを食べる。回転すしでは、だいたい二桁にのるのが通常であるが、ここは具がシャリを包みこむくらい巨大だったため、結局6皿止まりで退場する。


まだ時間が少々あるので、今度は阿字ヶ浦というところに向かう。ここは海水浴場であるが、実は茨城交通というローカル私鉄の終点でもある。今回は車で来たので列車に乗ることはできないのが残念である。阿字ヶ浦駅は、海水浴シーズンは終わっていることもあろうが、だだっ広い駅は閑散としており、ときおり飛来する烏がもの悲しさを倍増させる。しばらくすると勝田からの列車がやってきた。1時間に1〜2本程度のダイヤであるが、この列車から降りてくる客は0人。昔の国鉄の色の列車を走らせるというようなマニアックな企画もやっているようだが、大変前途は厳しい予感がした。

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で、ようやく水戸市民球場に向かう。茨城県の野球といえば、ことしは萩本欽一氏の「茨城ゴールデンゴールズ」が旋風を巻き起こしているが、マスターズリーグなどと試合を行うのがここである。但し、球場のレベルで言えば、隣のひたちなか市民球場では一軍の試合をやっているが、水戸では二軍戦しかしないので、茨城県で一番というわけではない。しかし、いかにも地方球場という雰囲気で、ボールクレクレ小僧さえいなければ、大変のんびりしたいい球場である。のんびりといえば、スタメン発表のときに稲田を奈良原と表示したり、駒居を駒井と表示したりと間違いが出て、鎌ヶ谷から遠征しているらしいハムファンから失笑がもれた。

試合はハム押本、讀賣佐藤宏の投手戦。しかも四球があまりないのでかなり締まった試合となった。今回、ファンから最も声援があったのは讀賣の三番三塁で出場した元木であり、誠に遺憾である。元木だったら、木元のほうが数段マシである。

それはともかく久々に見ることができた西浦のソロもあったが1対1のまま淡々と試合は進み、延長を覚悟した9回裏、まさかの伏兵古城のサヨナラホームランでハム勝利。ここ最近9回まで試合を見られないケースが多かったので、延長でもいいかと思っていたが、明日は朝早いし、一応遠くまで来ているので、2時間半くらいで終わってそれはそれで良かった。常磐道を通って2時間くらいで自宅に到着。

写真は最近好調の二年目の内野手稲田。小技もできる、今のハム一軍にはないタイプの選手。

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