ナゴヤ サーパスと大豊とチー坊とノリ(2007.3.10)
カプセルで寝ていたら、3時頃いきなりカーテンがガラリと開いて起こされてしまった。半分寝ぼけながら見ると、男が立っている。話を聞いてみると、自分のカプセルのはずなのに私が寝ているとのことだった。確かに腕に巻いてあるキーをみると、私のキー番号は今まで寝ていたカプセルの数字と違う。一瞬死を覚悟したが、相手が私の本来のカプセルで寝ることにしてくれるという、大人の対応をしてくれたので、事なきを得た。しかしこの一件で殆ど眠れなくなり、結局6時頃に風呂に遊びに行き、7時頃にカプセルを出ることにする。
名古屋の朝といえばモーニングサービスである。近くに「コメダ珈琲店」があったので入ることとし、アイスコーヒー(&モーニングサービス)の他、名物とされるシロノワールのミニサイズを注文する。シロノワールというのは、デニッシュパンにソフトクリームがのっているという、名古屋ならでは(コメダならでは)の食い物である。かなり甘いと聞いていたがそうではなく、なかなかいける。これなら普通サイズでも良かったかなとも思った。コメダ珈琲店では、朝飯の他時間つぶしがてら昨日の日記を書くこととする。
その後は名鉄電車で中京競馬へ。今日の中京競馬のメインレースは「名鉄杯」で、毎年パノラマカーのミュージックホーンを模したファンファーレを名鉄吹奏楽団が演奏することで一部鉄道ファンから絶大な支持を集めている。これを見る手もあったが、こうしてしまうと何のために名古屋に行ったのかが糾弾されかねないため、午前中=競馬、午後=野球ということとする。
シークアーサー師と競馬場で再合流。18切符ツアーであるため、時間の関係でどうしても野球の試合途中で帰らざるを得ないため、試合を最後まで見るために新幹線代を目標に人気薄狙いに没頭する。
一方、この時期の中京競馬はどうしても地味な騎手が多数参戦しており、我々としても非常に応援意欲が掻き立てられる。その中の1人である千田騎手。彼は、もう20年近くのキャリアがあるベテランであり、重賞もいくつか勝って(ダービー馬ジャングルポケットで札幌2歳Sを勝っているくらいだ)おり、腕は確かである。しかし、昨年はついに1つも勝てず、長いトンネルに入ってしまっていた。そんな彼が、今日の4Rでは1番人気の馬で登場。これは勝てる大チャンスだと『単勝&複勝』のセットになった馬券を100円だけ購入し、直線半ばで絶叫しながら応援していたら、見事勝利!その後はせっかくなので、ウイナーズサークルでその馬券にサインをいただいた。換金できる馬券は有価証券と同じ意味合いなので、もしかしたら犯罪なのかもしれないが、まあ良いだろう。実は今日取った馬券はそれだけだったのだが、換金するわけにはいかない。
結局、午前中の5レースで2日間の18切符代以上の負けを喫する。何のために金をケチって往復各7−8時間もかけているのか良くわからないところである。負け犬は、ナゴヤドームに向かうしかないようである。
昨年1月のマスターズリーグ以来のナゴヤドーム。なんだかんだでほぼ毎年来ている球場である。
今日は楽天対中日のOP戦。楽天のルーキー、マー君こと田中将大投手の先発、中日の中村紀洋選手の入団、さらに大量に配ったと思しき招待券の影響で、当日券は完売、5階席も開放するという中での試合となった。
中日朝倉、楽天田中の先発で始まった試合は、両投手がピリッとしない中で点の取り合い、楽天フェルナンデス・中日ウッズの両主砲のタイムリーなどで1対2で迎えた4回裏、この回先頭の中村紀が田中の高め球をスタンドに運び同点、これで気落ちした田中は3四球を与え降板、その後逆転した中日が勝利を収めた(らしい)。なお、朝倉が高須に死球を与え、これが危険球と判断され退場となるという、OP戦では珍しいシーンもあった。
(注目の選手など)
田中(楽)・・・プロの洗礼を浴びた格好。ストレート・変化球ともいい球もあるがコントロールがイマイチ。ホームランを打たれた後の四球連発など、精神的なものも含めたスタミナも課題だ。また先日王貞治監督も指摘したが、もう少しストレートで押してほしい気もする。
ウイット(楽)・・・一昨年は横浜というか湘南にて何度か姿をみかけた選手。そのときは一発もあるが三振もあるという典型的なタイプであったが、昨年3Aで活躍して今年日本に復帰。今日は第一打席に右の朝倉から一発、第二打席は左の小林にタイミングが合わず三振という、やってることは一昨年と変わっていない。セギノールみたいになれるかは、左投手対応次第(もしかしたら、左投手の場合は吉岡が出る、ということになるかもしれないが)。
中村紀(中)・・・死球の影響で昨日は欠場したが、今日は5番三塁でスタメン。この選手に関しては同行の某氏の日記を参照されたい。
電車の時間の都合により試合を4回で抜け出し、帰りの電車にノリ込む。かなり風が強いため、何度か電車が止まり心配されたが、ナゴヤドーム出発後約9時間で何とか無事に家にたどり着く。
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