福岡マスターズリーグと佐世保バーガー(2007.1.27)

この週末は2ヶ月前からANAの超割で予約していた福岡・マスターズリーグの旅である。帰省を除けば久々の旅のような気がする。

夜明け前に深谷を出発し、羽田まで2時間強かかって到着。本当に遠い!仙台郊外からやってくる友人のバクさんの方が遅く家を出ているのに早く福岡に着いてしまうのが納得いかない。

福岡空港でその友人バクさんと合流し、ヤフードームへ向かう。ヤフードームでは、マイミクであるジムクインさんとはるさんとも合流する。4人とも、遠征組である。

今日の目的はやはりマツ選手。今季は2000本安打も達成し、相変わらず好調である。2ヶ月前に福岡行きを決めたときは、きむにいさんが作成した記念横断幕を地元・福岡で掲げるということが目的であり、実際に東京→大阪と渡り歩いた横断幕を掲げることができたわけだが、それ以外にいろいろあったことは、誰かがどこかで書いてくれると思うので割愛。

試合は初回から名古屋が先制攻撃し着実に追加点を重ね、福岡の攻撃をトマピョンの今季3本目のランニングホームランの2点に抑え勝利、ついに杉下茂監督が宙に舞った。

われらがマツ選手は残念ながら今季初のノーヒット。当たりが良かったが正面にいったり、相手の守備が良かったりしたものも多く、今日は運がなかった感じだ。また、その他阪急勢でも稲葉・野中の両投手が好リリーフで勝利に貢献、高橋デカ選手も打点を挙げ、今井雄太郎投手も好投、自分自身がビール1杯で酔っ払って寝たこと以外は大変満足であった。また、最後には『投手稲尾・捕手和田・三塁中西(三塁の後ろにマツ)』という、西鉄ライオンズファンも大喜びであろう采配が展開された(打者はなぜか雨権藤師)。

試合後はバクさんと博多駅近くで宴会を行い、双方とも眠かったのか、無難に解散。

ツアー2日目。今日は福岡空港に18:30くらいまでに戻ればいいので、ちょっとした小旅行も可能だ。小倉や佐賀の競馬とか、大学の卒業旅行で行った「別府地獄めぐり」とか、熊本や長崎の路面電車に乗るなどのいろいろな案の中から、佐世保に行くこととした。佐世保は、小学校卒業のときに無理やりブルートレインに乗るためだけに訪れて以来なので、実質初めてである。なお、友人のバクさんがいつまでたっても起きないので、見捨てて1人で特急みどりに乗り込んだ。

なぜ佐世保かといえば、昨日バクさんと話しているときに、マクドの何とかバーガー(おっきいやつ)の話になり、佐世保バーガーが食べたくなったのと、現マリナーズの城島の記念館があるということを知っていたためである。あと先日腹痛で寝ていたときにテレビでやっていた釣りバカ日誌の舞台が佐世保だった、というのも少しある。

博多から2時間弱で佐世保に到着。腹も減ったのでバーガー探しである。そもそも佐世保バーガーというのはアメリカ海軍からハンバーガーが初めて伝わったのが佐世保であり、そこから独自の発展をして「名物」になっているようである。注文を受けてから作るということ以外には、例えば何か決まったものが入っているというようなルールはないようである。
街中にある1軒である「ビッグマン」という店に入る。ここはベーコンエッグバーガー発祥の店らしいので、それを注文する。5分くらいたって、実物が出てきたので、とりあえず持ち帰りで店を後にする。

松浦鉄道に15分程度のって上相浦という駅で降りてさらに歩いて10分くらいのところに『城島健司ベースボール記念館』がある。ここは城島の実家だそうで、何の変哲もない田舎道に突然ジョージマンの肖像が登場する。いかにも彼らしい。中にあるのは幼少のころからメジャーリーガーになるまでの彼の足跡にちなんだ展示物の数々で、ワシの琴線をくすぐったのは「中内功氏からホークス入団時にもらった色紙」とか「挨拶にきたスカウトの名刺」などである。後者には、ホークスの池之上の他、ロッテ木樽、オリックス山本公士といった方々のものがあった。また過去の新聞のスクラップも多く残されており、もう少し時間が経ったらさらに味が出るのではないか?。帰りにバクさんに「城島」という焼酎を買ったが、レジを打っていたのは城島のお姉さんらしい。
特に城島のファンではない私でも、時間をつぶすことができてそれなりに楽しめたわけだが、豊富な新聞記事スクラップと交通不便という点では、北海道の奥尻島にある佐藤義則野球記念館の偉大さを改めて感じてしまった。

帰りの汽車の中で、佐世保バーガーを食す。もともとベーコンエッグ系のバーガーは好きなので味に関しては辛口になってしまうにもかかわらず、非常に満足する味であった。残念ながら時間の関係で実行には移さなかったが、汽車を途中で降りて、同店でもう1つ気になっていた「豚トロバーガー」を買いに行こうかと思ったくらいである。これまで長崎県をゆっくり訪問する機会はほとんどなかったが、まだまだ海産物とかちゃんぽんとかカステラとかも含め、全くあなどれず、また来てみたいところだ。

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