A 01.4.27(金)(ホワイトソックス−シアトル戦観戦)

シカゴ(10年ぶり2回目) コミスキーパーク(初)

さて今日は、ニューヨークからシカゴへ飛行機で移動する日である。今日もシアトルの試合を見るわけだが、同様にニューヨークからシカゴに移動する選手たちは、おそらく昨日の試合後チャーター機でとっとと行ってしまったはずで、まあそれを追っかけるような形である。

飛行機の時間が昼過ぎなので、午前中はNYでの市場調査である。題して「新庄グッズは馬鹿売れなのか?」。とはいってもすることはマンハッタンにあるメッツのショップ2軒(及びヤンキースのショップも2軒)を訪れ、様子を探ることだけなのだが。結論を言えば、日本でも売ってる背番号と名前の入ったTシャツと写真パネルしか新庄グッズはなく、オレンジ色のリストバンドなんて売ってない。またTシャツも馬鹿売れということはなさそうである(なさそうだというのは、出発の2日前のめざましテレビで、「新庄Tシャツは日本の業者が買い占めてしまう」みたいな事を言っており、もしかしたら売れているのかもしれないため。少なくとも一般ファンがガンガン買っているような感じはしなかった)。そういえばツアー98時にも駐車違反をしつつもメッツのショップを覗いたが、日本のショップでは売られていた吉井のシャツがそこでは売られていなかったし、やはり日本向けだけに作られたグッズというのはあるのだろう。

そんなこんなで飛行機に乗り遅れそうになったが何とかシカゴに移動した。シカゴに着いても空港から街までの地下鉄で降りる駅を1つ間違えるなどのチョンボがあったが、何とかホテルに到着した。因みにこのホテルの場所は、北にマクドナルドの第一号店(とはいえ売ってるものは他と同じだが)、西には倒産したマイケルジョーダンのレストランの廃虚がある。

試合まではまだ時間があるので、ハリー・ケリーという、野球殿堂入りしているカブスの元名アナウンサーのレストランに行き、そこでは飯は食わずに「take me out to the ballgame」Tシャツを購入(なぜそのシャツかは後日のカブス戦のところを参照)したりしながら地下鉄でコミスキーパークに向かった。

チケットを買って中に入ると、まずはヘルメットのプレゼントを受けた。それは嬉しいのだが、旅行中、バッグの中では意外と容積をとるので少々かさばってしまった。スタンドに目を移すとやはりイチロー・佐々木目当ての日本人が多く、さすがにアメリカ第三の都市である。一方グラウンドではシアトルの練習中で、イチローはフリーバッティングをした後、右翼に向かいそこにいた佐々木としばらく談笑していた(左の画像でちっこく映ってるのがご両人)。どう考えても言葉が最も通じる者同士、話す機会もおのずと多いのではないかと思われる。練習後は前日好投したモイヤー(左下の画像)がベンチ横に出てきたが、知り合いと思しき人とひとしきり話すとベンチに戻ってしまったのは残念だ。それにしても佐々木はメジャーに混じっても体格で見劣りしないが、イチローは子どもに見えた。

さて試合は、2回に2アウト満塁からイチローのファースト強襲の2点タイムリーで先制、このときファーストを守っていたホワイトソックス主砲のトーマス(だいたいDHが多い選手なんだが)が負傷して退場してしまい、これで決まってしまったようなものだ(因みにトーマス、このプレーで今季絶望とのこと)。シアトルはオルルッドのホームラン、キャメロンの連日の活躍(2安打3四球3盗塁)もあり有利に試合を進めた。ホワイトソックスも2本のホームラン、回転するスコアボードの風車や打ち上げ花火が後押し(一番下の画像)る。

この日のイチローはその先制タイムリーはあったものの6打数1安打。前日に引き続いての三振とメジャー初の併殺打を記録した。特に三振は5点差の9回2アウトで、ランナーはいたものの相手が左投手ということもあるのかあまりやる気のなさそうな空振りをしていた。そういう展開であるにもかかわらず、9回裏は1アウト満塁になり、どう考えても出番がないと思われた佐々木が出てきてしまう。ホワイトソックスも代打に現役選手でありながら背番号3が永久欠番になっているベインズを送り、この日1番の見せ場となったものの、佐々木のフォークが打てず三振、後続も倒れ結局シアトルの勝利に終わった。

ところでシカゴは地理的にニューヨークよりも北にあり、しかも湖畔なのでこの時期はナイターをやるには寒いことが多いのだが、この日もご多分にもれず寒かった。因みに親と弟には、この日は阪急ブレーブス帽をかぶって見てるから衛星見ろと言っておったのだが、この寒さでは体を小さくして見るしかないのでアピールできず、また入場してもらったヘルメットをかぶっていたため、帰国して確認したら「映ってなかった」とのこと(当然だ)。また寒い中でこの日もビールとホットドッグを飲み食いしたのだが、ホットドッグはニューヨーク同様いためたオニオンを挟んでおりとても美味!ついつい3つも食べてしまったほどだ。さすがに全米一うまい球場ホットドッグとどこかの本に書いてあっただけのことはあった。

というわけで、地下鉄で帰還。明日は5時起きである。

ここに当日のスコアが載っています(いつまであるかわかりませんが)
4.28
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