C 01.4.29(日)(トロント−アナハイム戦観戦)

トロント(初) スカイドーム(初)

今日は、クリーブランドからの夜行バスでバファローに午前5時半に着いたところからスタート。3時間半くらいのバス旅であったがさすがに熟睡できた。1時間の待ち時間で今度はトロントに向かうわけだが、バスに10分くらい乗るといきなり降りろとのこと。トロントはカナダであり、当然ではあるが国境を超えるわけで、クソ眠いのに入国検査を受けなければならない。シンジョウがモントリオールに遠征したときに「パスポートいるなんて知らなかった」と言っていたが、陸続きの国境がない日本人の感覚なんてそんなもんで、このときばかりはシンジョウの言っていることが理解できた。というわけで、全員が終わるまで1時間くらい国境で立ち往生したものの朝10時前にはトロントに到着した。

カナダへは過去ナイアガラの橋を渡って滝のカナダ側に行ったことはあるがいずれも数時間の滞在であり、本格的に足を踏み入れるのはこれが初めてである。バスターミナルに着き、まずは近くのホテルでカナダドルに両替したが、レートの関係から米20ドルがカナダ20何ドルになり、いきなりなんだか得した気分である。
このトロント、カナダ最大の都市であるが非常に整然としたきれいな街である。またどういうわけかアジア系の人が多く見受けられた。

さてまだ試合までには時間があるので、まず市内にある「アイスホッケーの殿堂」(左画像)にいくことにした。ここは、市内のビルの地階という非常に目立たない場所にあるのだが、開門前というのに遠足と思しき客を中心に20名くらいが並んでいた。中身はといえば、私はホッケーの専門家ではないので詳しくは分からないが、印象に残ったのはグレツキーの個人展示コーナーがあったこと、世界のホッケーを紹介するところで日本の西武鉄道のユニフォームがあったこと(F電工はなし)、実体験ゲームコーナーが結構充実していたことか。その後CNタワーに上ろうとしたが入場料が高く断念し、結局スカイドームに向かった。

ブルージェイズといえば、92年・93年に連続世界一になった球団であるが、私の友人が応援しているらしく、このツアーもその友人とトロントに来るということから計画が始まったのだが、残念ながら来ることが出来なかった。ただ彼はダイエーファン(実は誰がみてもこっち)なので、6月に福岡ツアーにいくことになってしまっている。

入場するといきなり主砲のデルガドの人形がプレゼントされ、シカゴのヘルメットに続くタダ土産をゲットした(左画像)。グランドをみると練習中であったが、残念ながら今日は天気が良いにもかかわらず屋根は開いていない。聞くところによれば、4月は屋根を開けないとのこと。今日は若干寒いが晴れているので非常に残念であった。まあしょうがないかと自分の席に向かう。今日の席は三塁側のトロント側、前から3列めではあったが殆どレフト線上にあるかのような場所。最近の上層スタンド慣れしている私にとっては、視界を遮るものはないが非常に見にくい場所であったので、試合が始まったらまた上に行こうと決心し、練習を見ることにすると、今日もまた1人の選手がサインを延々とやっている(右画像の選手)。またしても名前を忘れてしまったので申し訳ないが、毎日この光景が続くのがさすがにメジャーリーガーであろう。

その後いつものようにホットドッグを食べようかとスタンドに上がると何やら人だかりがしているので覗いてみると、92年世界一時の三塁手グルーバーがサイン会をやっているではないか(右下)。特に知っていたわけではないが列に並んでサインを待つことにする。グルーバーは、サインをもらおうとする人にサインをするだけではなく世間話もしているようで時間がかかりサインがもらえないのではないかとあせったが、何とか本日の入場券にサインをもらうことができた。

ほどなく試合開始になり、結局いつもの上層スタンドで見ることにした。試合の方は、当初の予想に反して投手戦となり、トロントの9番フライが先制ホームラン、8回にはリリーフで出てきた長谷川からタイムリーと活躍、最後はリリーフエースのコッチが締めて2−0でトロントの勝利に終わった。トロント打線は昨日見てきたテキサスやクリーブランドに劣らぬ強打者揃いであるのだが意外な打者が活躍したものだ。一方アナハイムは恐らく95年9月16日(この日は神戸胴上げができなかったロッテ3連戦の2戦目)以来の生長谷川を見ることができたが、全般的にまとまりのない印象であった。
あとここでもホットドッグを買ったが、これは冷たいパンにソーセージという、日本と変わらないものであった。今回初めてのハズレである。

試合後はバスでナイアガラに向かう。滝を10年ぶりくらいに見たが、持っていたイメージほど雄大ではなく、少々がっくり。しかしその後は夜行バスで疲れているはずなのに滝近くのモーテルに荷物を置くと即カジノへ向かい、ルーレットに挑戦してしまうところがどうしようもない。とりあえず台に着くといきなり20ドルミニマムと言われ、訳がわからないままいきなり「黒に全部」賭けたらラッキーにも黒の数字に球が落ち、その後1時間くらい遊ぶことができた。その後はスロットをしたが、10ドルが数分で消え、やはりスロットには向いてないと改めて実感した次第である。

少々散財した後は飯を食いに近くのファミレスに行き、回りがすべて日本人という奇妙な状況の中、敢然とステーキを注文。しかし私が「レア」と言ったのに店員は「ウェルダン」と間違えたらしく、非常に固いステーキが出てきてしまい、今日は食い物ではハズレの日のようだ。
ホテルに帰ってESPNでやっていたアリゾナ対アトランタ戦を見ながら就寝。アリゾナのリリーフに出てきたの三者連続三振という素晴らしいピッチングが印象に残る。

ここに当日のスコアが載っています(いつまであるかわかりませんが)
4.30
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