D 01.4.30(月) 
シラキュース(初) P&Cスタジアム(初)(3Aシラキュース−ポータケット戦観戦)

今日は、この旅一番の楽な日である。すなわち、ナイアガラからバファローにバスで向かい、そこからレンタカーで2時間くらいでシラキュースという街まで行って野球を見るだけである。良く考えると普段休みの日に家から千葉マリンに行くことがあるが車で2時間くらいかかるのでだいたいその感覚である。
というわけで午前中はナイアガラ観光でもしようかと思っていたが滝の下まで行く船が今日まで運航しておらず(それ以前に寒くて滝にぬれたら一発で風邪をひく)、しかも昨日も書いたように滝が思ったよりしょぼかったこともあったので観光はやめ、結構遅く(といっても9時くらい)まで寝てから市営バス乗り継ぎでバファロー空港まで行こうと、国境の橋をトボトボ歩くことにした(因みに国境の橋から見たナイアガラの滝は写真館参照)。

アメリカ入国審査は5秒くらいで終わってしまいやや拍子抜け。しかもバスの乗り継ぎもソコソコ良く、予定より30分程度早くバファローの空港に到着した。途中、バファローのバスターミナルの2ブロック先に3Aのバファローバイソンズのスタジアムを発見、今日も夜試合があるので見たかったが先があるので写真(写真館参照)だけ撮って見送り。バファローといえば、3Aで初めて観客100万人突破した所であり、今もそこまではいかないが3Aで最も観客の多いチームの1つである。

バファローからはこの旅初めてのレンタカーである。いきなり道に迷い30分程度ロスしたもののフリーウェイ(フリーではなく何ドルか取られたが)に入ると順調そのもので、2時間半程度でシラキュースに到着した。
シラキュースのスタジアムは巨大空き地の真ん中という感じの場所にある。周りには鉄道の線路や駅があるのだが、線路には貨物列車がときどき通っていたが駅は列車や人が来る気配は全くない、というものであった。

シラキュースはトロントの3Aであり、昨日もスカイドームで途中経過が出ていたくらいで、アメリカ(カナダ)ではメジャーと3Aの距離が比較的近い球団といえる。それでも数時間はかかるが。そして相手のポータケットはボストンの3Aで、昨年大家が完全試合を達成したチームとして知られるところである。
さて3Aなのでここではどうしてもかつて日本でプレーしていた選手に注目してしまう。今日も両チームあわせて3人の選手がおり、いずれも良い味を出していた。

まずポータケットのメローニ。昨年横浜にいたがしばらくして退団、その後ボストンのレギュラー3塁手となりかけた選手である。今年も、シーズン開幕当初はメジャーにいたのだが、残念ながら3Aに落ちてしまい、今日は5番ショートである。気の毒だったのは、この試合で彼は「今日のキーマン」に勝手に指名されてしまい、彼が三振するとファストフードのタコベルから景品(多分タコス1切れ)が観客にもらえるということになっていたことである。さすがに意地を見せたのか三振はしなかったが、それでも観客から「タコ、タコ」と妙な声援を受けてしまっていた。

続いてポータケットの投手サム・リー。一昨年まで中日にいたサムソンである。彼もまた、昨年はメジャーに定着できず、今年も3A暮らしとなっている。しかし今日は、同じ韓国人である先発のチョから中継ぎをはさんで9回裏に登場してきた。登板していきなり3ボールとなり場内がどよめくが、この回を無得点におさえて今季初セーブとなった。内容としては、ストレートが決まったときはさすがと思わせるものがあり、あとは若干悪いコントロールが課題か。先発のチョも担ぎ上げる投法だがなかなかの好投で、投手の良いボストンの3Aでなかったら、と思わせた。と同時にボストンでローテーションを守る大家は本当に大したものである(と思ったが結局しばらくしてポータケットに逆戻り)。(左の写真の左から4人目がサムソン)

ホームのシラキュースではウイリー。彼は昨年まで青波にいた投手であるが、相変わらず三振は取るが四球も多いという投球をしているようだが先発要員なのである。というわけで今日は登板日ではないので姿を見ることができないかとあきらめつつ、ポータケット側からシラキュースベンチを見ると、何やら大柄で落ち着きのない選手がいる。メンバー表で確かめるとこいつがウイリーだった。昨年GWに神戸でのサーパス対阪神に登場し、この日が初登場だったハートキーにいきなりホームランを打たれ、そのあと審判の判定だかに怒って退場したのを見て以来である。
試合はそういうわけなんで以下のリンクを参照して下さい。
試合後は明日に備え50マイルくらい東のユーチカという町まで走りこの旅初のモーテル6に宿泊した。

ここに当日のスコアが載っています(いつまであるかわかりませんが)
5.1
アメリカツアー01に戻る