A 01.7.26(木)

さて今日は、オークランドのメジャー観戦と昨日行けなかったサクラメントの3Aのダブルヘッダーである。いや、野球関連で言えば朝からジャイアンツのスリーコムパークの球場ツアーにも参加するのでトリプルヘッダーである。

まずは車でサンフランシスコに戻る。オークランドは1度観戦したことがあり、また今年はボンズのホームラン記録もあるので、できればジャイアンツ戦を見たかったが、日程の関係で球場ツアーのみになる。この球場は、ライトが海になっており、ボンズがよくここに打ち込むことで知られているが、実際にはちょうど運河みたいなところである。それはともかくツアーの方は球場を堪能できたがガイドのオヤジが地元の英雄メイズとの2ショット写真を見せたり貴賓席にある他球場の写真の説明をしたりで1時間40分もかかってしまい、オークランドの試合開始に危うく遅れそうになった。

オークランドの試合の相手は中地区首位のミネソタツインズ。最近調子を上げてきているオークランドだけに好試合が期待できそうだ。しかも、オークランドは昨日より、カンザスシティの5番ダイをトレードで獲得しており、強力打線が一層破壊力を増している。

ところが試合の方は、控え捕手のはずの9番プリンスの2本、ハンターのランニングホームラン(米国では inside-the-park homer)などミネソタのホームラン攻勢があり7対4でオークランドが敗れた。オークランドはチャンスに昨年のMVP4番ジオンビー兄(因みに3番が弟)に回ってきたがことごとく凡退したのが響いてしまった。また、ランニングホームランも左中間に飛んだのだが、この試合はレフトのロングとセンターのデイモンが再三ファインプレーをしていただけにこのプレーは残念であった。
さてオークランド、平日のデーゲームではあったが2万人程度とまずまずの入り、私も3塁側後方でBBQステーキを買って食いながらの観戦となった。席の前方、レフトポール際は団体専用バーベキュー席みたいになっており、かなり盛り上がっていた。あと、試合中にスコアボードでアリーグのランキングが紹介されていた。その中でヒット数の1位が「Suzuki」のはずが間違って「Sasaki」となっており、「佐々木はそんなに打たれているのか」と1人で突っ込む私の姿がそこにあった。

ここに当日のスコアが載っています(いつまであるかわかりませんが)

そんなわけで試合後はサクラメントに向かった。

サクラメントはカリフォルニアの州都であることはあまり知られていないが、ここにオークランド傘下の3Aチームリバーキャッツがあり、1万人程度の入りでまずまずの盛況である。
試合開始30分くらい前に着き、席に座ってホットドッグをかじっているとスタメン紹介が始まった。
先攻のメンフィスの中に「ダレル・ウイットモア」という選手がいる。ウイットモアと言えば、ロッテにいたことくらいしか印象がない(当時の背番号も忘れた)が、その彼が4番DHである。一方サクラメントの方も、「アンディ・エイバッド」という選手がいる。昨年大阪近鉄にいて全く活躍できなかったエイバッドが3番ライトとしてここにいるのだ。昨年のDJや今回の佐々木誠と異なり全くノーマークで、喜んでいいやら何をしていいやら良く分からない中で試合が始まった。

試合は終始サクラメントペース。一番の見せ場と言えば、この日全ての打者の中で最も打てそうな気がしなかったウイットモアがチャンスで見逃し三振し、判定を不服として抗議し退場させられた場面。ウイットモアはべンチに一旦引っ込んだが、この球場は退場するためには左中間後方にあるクラブハウスまでグランドを横切らねばならない。ウイットモアは仕方なく再度登場したのだが、ファンの大ブーイングの中またしても審判に食って掛かり、ふてくされて左中間に消えて行ったのである。

さてエイバッド(左写真)はヒット1本であったが、試合後写真をとらせていただいた。実は意味も無く近鉄タオルを持っていっていたのだが、あいにく車の中に置いてきてしまったのが悔やまれる(そしてペンも忘れてしまったのでサインももらえず)。また、写真をとっただけなのでエイバッドに「近鉄首位」という話をするのを忘れてしまった…。

また余談だがサクラメントの打撃コーチは元読売のロイホワイト。彼も日本を離れてから相当色々なところで監督やコーチを経験している。監督はグリーンという人で、ホワイトとグリーンとはおもろいなと漠然と考えていたが、グリーンは86年に近鉄に在籍した選手ではなさそうなので念のため。

ここに当日のスコアが載っています(いつまであるかわかりませんが)
7.27
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